一旦購入した車は、将来的には売却される事もよくあります。時には新しい車も発売されますから、今まで保有していたマイカーも売却し、買い替えが検討される事も多いです。
ところで売却時には、車の状態は確認される事になります。いわゆる査定が行われる訳ですが、その際に傷の有無なども見られるのです。
それで売却価格は、傷があるかどうかで変わってくる傾向はあります。やはり破損が著しい車などは、どうしても価格が厳しくなる事は多いです。そして撥水のカーコーティングは、その売却に関わるメリットがあります。
なぜ車の状態が悪くなってしまうかというと、もちろん衝突なども一因です。マイカーをどこかにぶつけてしまえば、一部が大破する事もありますが、その他にも雨の影響もあります。
基本的に車は、野外で使われる事になるのです。当然野外なら、たまに雨も降ってきます。そして雨水による影響は、意外と軽視できません。
そもそも使い込んだ車に対しては、痕が残っている場合があります。何かが乾燥したような痕が残っていて、あまり見た目が良くない事もあるのです。特に10年落ちの車などは、そういう痕跡が見られる事もよくあります。
それはたいてい、ウォータースポットと呼ばれるものなのです。残念ながら雨の中には、車体に対してあまり良くない物も混在しています。もちろん雨が車体に当たったとしても、しばらく時間が経過すれば自然乾燥するでしょう。
ところが雨の中に入っている悪い物が、車の塗装表面に残ってしまう事も良くあります。それがだんだん堆積してしまいますと、ウォータースポットという独自の模様が生じてしまう訳です。
ところで撥水性があるカーコーティングを行っておけば、話はだいぶ変わってきます。ガラスコーティングなどは、雨水を弾く力がとても強いのです。
実際、コーティングが行われた車に雨が当たった時には、水玉のような形になります。その状態の雨水は、とても除去しやすいのです。ウォータースポットの原因になる雨水を簡単に除去できれば、その模様も発生しづらくなるでしょう。
それと、車によってはクレーターという状態になっている事もあります。ウォータースポットがエスカレートして、車に穴が開いたような状態になってしまう訳です。それも撥水のコーティングで、回避する事はできます。
ところで上記でも少し触れた通り、売却時には車の状態を確認される訳です。確認項目も幾つかありますが、車の破損状況もその1つになります。
それでコーティングが行われていた車の場合、全体的に状態が良い傾向があります。コーティングによって車が保護されていた訳ですから、それも当然でしょう。
ましてクレーターという状態ですと、明らかに車の塗装の見た目が悪くなってしまうのです。車査定では、それは大きな減点項目の1つになります。もちろんマイナスされてしまえば、査定金額も下がってしまう訳です。状況により、数万円近く下がってしまう可能性もあります。それを防げる訳ですから、撥水のカーコーティングは非常にメリットが大きいでしょう。
ましてコストパフォーマンスを考慮しても、カーコーティングを行っておく意味はあります。確かにカーコーティングを行う場合は、数万円ほどの出費が生じる事は多いです。
しかし上記でも触れた通り、売却額も下がりづらくなる訳です。一旦はカーコーティングの出費は発生しますが、それでも撥水性を高める事により、数年後の数万円ダウンも防ぐ事ができます。
ですから効果の大きさを考慮すれば、やはりガラスコーティングは行っておく意味がある訳です。いずれ車を買い換える時に、売却額が下がる度合いを比較したい時には、撥水のカーコーティングを前向きに検討すると良いでしょう。