撥水性があるカーコーティングを行いますと、水滴が車で広がりづらくなります。被害が拡大するのを防げるとともに、ウォータースポットやクレーターなどの問題点が発生しづらくなるのです。
そもそも車を持っている方々としては、やはり見た目は重視している傾向があります。色々な方々に車を見せる訳ですから、できるだけ客観的な印象は良くしたいものです。
しかし雨水が車体に残留してしまいますと、どうしても上記のような問題点も発生しやすくなるのです。ひどい状態になると、塗装に穴が開いてしまう事さえあります。ですから車にとっては、雨水は脅威の存在なのです。
しかし撥水性があるガラスコーティングを行っておくと、車は水を弾くようになります。その状態なら車に水が残留しづらくなりますから、コーティングは前向きに検討する方が良いでしょう。
ガラスコーティングには、水の拡散性にも特徴があります。一旦コーティング剤を施しておきますと、水があまり伸びづらくなるのです。
そもそも雨水は、放置しておけば車の広い部分に広がってしまいます。水が車体に落ちたばかりのタイミングでは、車の表面に広がっている面積が、1平方センチだとします。しかしそれを放置しておくと、4辺方や7平方などと拡散してしまう訳です。それでは被害がさらに拡大してしまいます。
ところが撥水性があるコーティングを行うと、拡散度合いは限定する事ができます。さすがに1平方センチなどに限定するのは難しいですが、せいぜい2平方などに限定する事は可能です。それで被害が拡大するのを防げる訳ですから、コーティングを行っておくメリットは大きいのです。
ところで、なぜ雨水が広く拡散しないようになるかというと、フッ素が水の流れをブロックしてくれるからです。目視で確認するのは非常に難しいですが、コーティングを行った車体には、いくつものダムが形成されたような状態になります。
例えば車の塗装部分のあるエリアに対して、雨水が落下したとします。それを放置しておけば、上記のように4平方などと拡大してしまう訳です。
ところがコーティングによるダムが形成されていれば、水の流れを食い止めてくれます。ですから被害は、せいぜい2程度に限定できる訳です。ですから撥水コーティングは、やはり実行しておく方が良いでしょう。
ただし実際にどれ位食い止めてくれるかは、コーティング剤にも左右される一面はあります。上記は2平方センチ程度に食い止める例ですが、他のコーティング剤でしたら、もう少し食い止められる可能性もあります。2などでなく、1.3や1.5などの具合です。
また撥水性があるコーティング剤によっては、水以外に対しても効果を発揮してくれる場合があります。そもそも車体の表面に対しては、油などが付着する可能性もあるでしょう。
それで数あるコーティング剤の中には、油に対しても効果を発揮してくれるタイプがあります。それを車に塗っておきますと、油汚れなども防げる訳です。それぞれのコーティング剤によって、性能に差がある訳です。
なお具体的にどのコーティング剤が有効なのかは、車種によって異なります。コーティング剤にも個性がある訳ですが、車にも同じく個性があるでしょう。コーティング剤と車の相性の問題もありますから、よく見極める必要があります。
なおどれにすれば良いか迷った時には、思い切って専門業者に任せるのも一法です。あまり専門知識が無い内は、どのコーティング剤にすべきかよく分からない事も多いからです。それよりも専門業者に任せる方が、かえって効率的な事もあります。無難にカーコーティング剤を選びたい時には、専門業者による施工も検討してみると良いでしょう。